家庭の財政学

少額投資非課税制度(NISA)の活用

証券税制について

2014年1月から、証券投資により得た所得に対する軽減税率の制度が終了し本則税率に戻りますが、変わって、NISAと呼ばれる少額投資非課税制度がスタートします。NISAを活用すれば、毎年100万円まで(最大500万円)非課税で投資することができます。NISAの概要は次のようになっています。



★7 NISAの概要
NISAの概要


★8 制度概要イメージ
制度概要イメージ


NISAを利用するには、証券会社や銀行などの取扱金融機関で専用口座を開設しなければなりません。非課税で投資ができるのは2014年1月からですが、NISAの口座開設の申込みは2013年10月から始まります。ここで注意したいのは、口座を開設できるのが原則4年間で1口座のみとなっていて、一度開設したNISA口座を他の金融機関に変更することができないことです(今後、改正される可能性はあります)。

ところが、金融機関によって購入できる金融商品は異なり、投資信託は多くの金融機関が取り扱っていますが、株式は証券会社しか取り扱っていません。したがって、投資初心者が手始めに投資信託の購入でNISA口座を利用し、投資に慣れたら株も買ってみたい方など、毎年100万円の範囲内で多くの金融商品の購入を考えている場合は、品ぞろえが豊富な証券会社での口座開設をお勧めします。

既存の投資家の場合、既に株や投資信託などの取引のある金融機関からNISA口座の案内がされている方も多いのですが、NISA口座は、新たに購入した上場株式等や公募株式投資信託などが対象となるため、既にこれまでの課税口座(特定口座など)で保有しているものをそのままNISA口座に移管することはできません。

また、年間100万円の非課税枠は購入金額ベースなので、最初に購入した株や投資信託を売却しても、その分の非課税枠を再利用することはできません。投資を行わなかった非課税枠を翌年に繰り越すこともできません。

それから、NISA口座による売買で損失が生じても、一般の課税口座による利益との損益通算はできず、損失の繰越控除もできないことに注意が必要です。

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