家庭の財政学

自分でファンドを選んで運用

変額年金で保障も利殖も

変額個人年金保険(変額年金)は、保険会社だけでなく、証券会社や銀行など金融機関で広く販売されています。投資型年金保険とよばれているものもあります。保険料の支払方法は一時払いが一般的ですが、月払いなどを取り扱っているところもあります。据置期間中(保険料払込期間中)は変額年金の特別勘定で運用されます。特別勘定には投資信託等により複数の選択肢が用意されており、契約者がそのなかから選択します。ただし、契約者が選択できないタイプもあります。選択が可能なタイプの場合、一般的に一定の範囲内でのスイッチングも可能です。

運用実績に応じて年金や解約返戻金などが増減するので変額といいますが、死亡保険金(死亡給付金)については最低保証があるのが一般的です。

変額個人年金保険の年金額は、受取開始後一定のタイプと、受取開始後も運用実績によって増減するタイプがあります。最近は、老後の安定した資金目的として、運用リスクを抑えられる安心感から、年金原資や年金受取総額に最低保証のあるタイプが選ばれる傾向にあります。ただし、このタイプは、リスクヘッジにかかるコストを負担することになるため、最低保証のないタイプに比べて「殖やす」という面では不利になります。老後資金を手堅く確保したい人に向いています。

このように、変額年金は死亡保障など保険としての機能もありますが、長期の資産形成・資産運用としての役割も果たしており、ポートフォリオ全体のバランスを考えるうえで重要です。

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