家庭の財政学

自分にあったファンドの選び方

星の数ほどある投資信託の選び方

一口にファンドといってもその種類は豊富にあり、何千本ものファンドが運用されています。ただし、ファンドごとに取り扱っている金融機関が決まっています。

★4に分類を整理しました。投資信託には、「制度上の種類」による分類の仕方と「運用対象の種類」による分類の仕方があります。制度上、公社債投資信託は国債や社債などの公社債を中心に運用され、株式を組み入れることができません。一方、株式投資信託は株式を含んで運用することができる投資信託ですが、実際には株式を含まないものもあります。また制度上も運用対象においても、当初の募集期間しか買えない「単位型(ユニット型)」と運用期間中いつでも買える「追加型(オープン型)」に分類されます。最近は、追加型が多くなりましたが、単位型もあります。さらに、一定の期間は解約できないといったクローズド期間を設けているファンドが、特に単位型に多くあります。



★4 投資信託の分類

投資信託の分類


投資信託の基本は分散投資にあり、一般的に将来の大きな成長を期待しながらも安定性の確保を図っています。投資信託はすべて元本保証がありませんが、きわめて安全性の高いものから、ハイリスク・ハイリターンのものまでそろっており、さまざまなニーズに応えることができる金融商品といえます。したがって、ライフプランを念頭に運用資金の性格によってファンドを選ぶことがポイントです。

若い世代が将来に向けて資産作りを始めるなら、ある程度のリスクをとっても値上がり益を狙えるタイプのファンドを選ぶことができます。子どもの教育費や住宅ローンの返済に追われながらも老後資金を確保したいミドル世代には、少しリスクを抑えたバランス型、あるいは、複数のファンドで安全性と収益性をバランスよく組み合わせることをお勧めします。

投資信託は、個別のファンド自体が分散投資されたものです、それぞれのファンドを組み合わせることで、バランスのとれたポートフォリオを組むことができるからです。

基本パターンとしては、リスクを分散する方法で、国内株式型、海外株式型、海外債券型など比較的動きの異なるファンドを適宜組み合わせてリスクを軽減し、長期的なリターンを期待するのがよいでしょう。また、手数料なしでスイッチングが可能なセレクトファンドやファンド・オブ・ファンズを利用し、その時々のリスク許容度や相場環境に応じてポートフォリオを組み替える方法もあります。ただし、これらはライフスタイルに合わせて長期的に余裕のある資金で投資することが基本です。

とはいえ、これまで投資にあまり興味がなかった人が、いきなり「投資信託でポートフォリオ」といわれても戸惑うかもしれません。最初は、投資のタイミングを気にせずにコツコツと長期的な資産形成ができる積立型から始め、慣れてから本格的に参入する方法もあります。投資信託の積立は、ドルコスト平均法(★1参照)によるメリットのほか、月々数千円からと少額で購入できる、最初の手続きだけで自動的に購入できる、などの手軽さもあります。

いずれにしても、購入する側もしっかりとした投資方針と信念を持つことが大切です。

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