家庭の財政学

買う前に読む説明書のポイント

星の数ほどある投資信託の選び方

投資信託を購入する際には、投資するお金の性格に応じて上手にファンドを選ぶようにしましょう。投資信託にはMMFなど短期資金向けのものもありますが、株式投資信託に分類されるファンドは基本的に長期的な資産形成を目指すために設計されているので、派生商品型など一部を除いて短期の運用には向いていません。

そのためにも、投資信託説明書(目論見書)で商品内容をよく理解し納得して購入することが大切です。投資信託説明書は数十ページにわたっており、かつては難解な用語が並んでいてプロでもすべてを読みこなすのは困難だといわれましたが、その後改良が行われ、最近はわかりやすくなってきています。また、投資信託を販売する金融機関ではお客さまが理解できるように説明することが義務付けられているので、そこでわからないことは遠慮なく質問しましょう。

一方、ネットで購入する場合は、自分で読んで理解しなければなりません。金融機関の窓口で買うよりも手数料が安い場合も多く、自宅にいながら投資ができる便利さはあるのですが、すべて自己責任になります。

そこで、投資信託説明書を読んで理解するうえで、最低限必要なポイントを押さえておきましょう。一般的に、最初のほうのページでファンドの概要が説明されているので、ここで概略をつかみ、それから詳細について投資信託説明書の該当箇所を見るようにします。とくに重要なのは、ファンドの運用方針や特色、投資対象とリスク、分配の方法、換金に関すること、手数料・税金などコストです。また、すでに運用が行われているファンドについては、運用状況も載っているファンドが多いので、ここを読めば過去に基準価額がどのような動きをしてきたのかが大体わかります。

なお、投資信託を販売しているのは証券会社・銀行・一部の郵便局(ゆうちょ銀行からの委託による取扱い)などですが、運用は投資信託委託会社という別のところで行っています(レクチャー12参照)。最近はコールセンターを設けているところも多くなったので、興味があるファンドの投資信託説明書を読んでも理解できなければ問い合わせてみましょう。

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