家庭の財政学

債券の価格変動

貯蓄商品のいろいろ

債券は、発行されたときに購入して、金利を受け取りながら満期まで保有するのが基本です。しかし、途中で売ることもできます。ただし、その場合の売却価格は、購入した証券会社が提示する価格となります。債券を購入してから、売却するまでの間に、世間一般の金利が下がっていると、債券の売却価格は上昇します。債券の金利は満期まで固定です。世間一般の金利が低くなると、金利が高い時期に発行された債券は魅力的になるからです。

一方、債券を購入してから売却するまでの間に、世間一般の金利が上昇すると、その債券の売却価格は下落します。低い金利で発行された債券は、世間一般の金利が上昇した後では魅力がないからです(★3)。



一般の金利が上昇すると債権の売却価格は下落


このように見ると債券は、値下がりするリスクのある商品のように思われます。確かに途中で売却しようとすると、値下がりして損をすることもあります。しかし、株式のように上がりっぱなし、下がりっぱなしということがありません。「満期には元金が戻ってくる」という約束があるので、元の価格に戻ります。一度値下がりした債券も、満期が近づくと、元の金額に戻るのです。そのため、満期まで保有するつもりなら安全性が高いといえます。

ただし、発行元が破たんすると、話は別です。発行元が借りたお金を準備できなければ、借りた資金を満期に返済することはできません。債券は、満期まで持ち続ければ、比較的安全性が高いのですが、発行元が危ないと大損となる可能性をはらんでいます。それだけに発行元の健全性を確認することが重要になります。

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