家庭の財政学

債券とは何か

貯蓄商品のいろいろ

債券は、国や都道府県、企業などが資金を集めるために発行する借用証書です。発行されたときにお金を貸すと、満期に元金が戻ってきて、それまでの間は金利がつきます。お金を出す側からすると、安全性を重視しながら、ある程度の利殖性も期待できる貯蓄商品となります。

10万円、100万円といった単位で発行され、購入する人はこの金額を払い込みます。債券の満期は5年、10年などと、あらかじめ決まっており、満期になると、購入した時に払った金額が戻ります。金利は1%とか2%などと最初に決められています。金利が支払われるのは、年2回が多くなっています。

預金や保険商品は、払い込んだお金を金融機関や保険会社が、また別な企業などに融資します。対して債券は、お金が欲しい国や企業に直接お金を貸すのが特徴です。万が一、債券の発行元がつぶれると、購入した債券の代金が戻ってこない可能性があります。それだけに、格付けなどをチェックして、発行元の健全性をよく確認することが大切です。購入は証券会社などで行いますが、どの証券会社で購入したか、よりもどこの債券を購入したかが重要です。

健全性に劣る企業が債券を発行する場合は、金利を高くします。そうしないと売れないからです。一方、購入する側は、金利だけで判断せず、発行元の健全性をも考慮して、購入するかを決めなければなりません。満期まで何事もなければ、その間は金利をもらい、満期に元金を受け取ることができます。しかし倒産でもすれば、元金のほとんどが返ってこないこともあります。

また、その時の金利状況も影響します。景気が良くて、一般に金利が高い時期には発行される債券の金利も高くなります。景気が悪く、一般に金利が低い時には発行される債券の金利も低くなります。そして、たいていの債券は固定金利です。発行されるときに決まった金利は、満期まで変わりません。債券を購入する時期もよく考えたいものです。

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