家庭の財政学

公的介護保険の保険者は各地方公共団体

親が介護状態になったとき

わが国には、さまざまな社会保障制度があります。病気やケガをしたとき医療費負担を軽減する健康保険や、老後の生活費を支える公的年金保険。そして、新しい社会保障制度として、介護を社会全体で支えるシステム「公的介護保険制度」が2000年4月にスタートしました。公的介護保険は、5年に1度改正される制度で、2005年にははじめての改正が行われて以降、定期的に改正が加えられています。

公的介護保険制度では、保険者と被保険者で組織されますが、保険者は、保険料の徴収や、保険金の支払いなどをします。健康保険や公的年金の保険者は国です。しかし、公的介護保険は地方公共団体が保険者になっています。国の社会保障制度ですから保険制度の基本システムは全国共通ですが、保険料の徴収やサービス内容などは各公共団体により異なるのが特徴です。例えば、住んでいる地域よりも隣市のほうが負担する保険料が安く、しかもサービス内容が充実している、ということがあるのです。

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