家庭の財政学

民間の介護保険選択のポイント

介護保険とは?どんなタイプがあるの?

生保会社、損保会社、少額短期保険会社の介護保障だけを見ても、単体・特約を合わせる多くの介護保険・介護特約があります。商品を選択するポイントは主に次のような点となります。


 ‣ 保障期間
定期型と終身型があります。介護リスクが本格的に高まるのが高齢期であることからも、介護保障は終身型が基本と言えます。
 ‣ 解約返戻金の有無
解約返戻金をなくして保険料を安くしたタイプと、解約返戻金のあるタイプがあります。低解約返戻金型の商品も増えています。
 ‣ 介護一時金の内容
かつては「保険会社所定の要介護状態が180日以上続いた場合」といったものが多かったのですが、現在は「公的介護保険の要介護2以上に認定されたとき」など公的介護保険連動型が増えています。介護一時金のみの商品もあります。軽度で介護一時金が出るものと、重度(要介護4以上)でないと出ないものもあります。
 ‣ 介護年金の内容
介護一時金同様、「会社所定の条件」から「公的介護保険の要介護2以上に認定されたとき」など公的介護保険連動型が増えています。給付期間も、10年など一定期間のものや、満了までなど期間が限定されたもの、支払要件を満たす限り支払われるものがあります。介護年金のみの商品もあります。
 ‣ 死亡給付金の有無
死亡給付金がある商品とない商品があります。要介護状態にならずに亡くなったときには、払込保険料を超える死亡給付金が支払われるタイプも。中には、介護一時金や介護年金が支払われた分だけ死亡給付金が減っていくタイプもあります。
 ‣ 健康祝金
要介護状態にならずに80歳、85歳、90歳を迎えたときには、所定の健康祝金が支払われる商品もあります。
 ‣ 掛け捨てタイプかどうか
払込保険料は高くても、要介護状態になってもならずに生涯を終えても払込保険料を超える受け取りがあって元本割れのないタイプと、要介護状態になったときの保障を中心にして保険料を抑えた掛け捨てタイプがあります。
 ‣ 保険料の支払い方
保険料の支払い方も、一時払、全期前納、月払、半年払、年払などがあります。「元本割れのないタイプ」は一時払や全期前納も多くなっています。払込期間も、終身払のほか「70歳まで」など所定年齢までの歳満了タイプも。


ニーズを本格的に意識するのが60歳前後でもあるため、退職金等で一時払や全期前納をして貯蓄型の商品に加入する傾向が強まっている印象もあります。その場合は、払い込んだ保険料に対してどれだけ戻るのかという「返戻率」に重点が置かれます。

一方で、保障を買う目的で、掛け捨てタイプに加入する場合は、保障内容が適切であるだけでなく、保険料や掛け金が抑えられていて、家計に負担がないことが選択の基準となりそうです。

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