家庭の財政学

医療保障はどの程度必要なの?

医療保障の考え方

では、医療保障はどの程度つける必要があるのでしょう。保障を厚くすれば安心ですが、その分コストもかかり、その兼ね合いが重要になってきます。

見落としがちなのが、入院以外にかかる費用。★3のシミュレーションには含まれていませんが、病院が遠ければ、お見舞に通う家族の交通費もかかり、さらには、外食が増えたりクリーニング代がかさむなどして、家計が膨らむ傾向も出てきます。乳幼児のいる家庭の主婦が入院すると、子どもを預けたり、ベビーシッターを雇ったりする費用がかかることもあります。

また、自営業者は傷病手当金がない分、所得補償を兼ねて入院保障を厚めにしておけば安心です。そうしたことを、多少加味してつくったのが、★4の医療保障の目安表です。



★4 医療保障の目安
職業 性別 医療保障(日額)
シングル 男・女 5,000円〜1万円程度
DINKS 男・女 5,000円〜1万円程度
子有り家庭 会社員・公務員 男・女 5,000円〜1万円程度
自由業・自営業 男・女 1万円〜1万5,000円程度
専業主婦・パート 5,000円程度
ひとり親 男・女 7,000円〜1万円程度
※高所得者の場合は、5,000円程度さらに上乗せ(作成:豊田眞弓)


逆に、貯蓄(予備費)がたくさんある人は、場合によっては医療保障は不要か、または小さくてもいいでしょう。保障は万一のことが起こった場合の経済的リスクに備えるものですので、治療費が大きな経済的リスクにならないのであれば、保険に入る必要もないといえるでしょう。

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