家庭の財政学

健康保険はどうするか

もしも失業してしまったら

会社を辞めると健康保険証も退職時に返還するため「無保険」の状態になり、事故や病気になった場合、いったん医療費の全額を払わなくてはならないことになってしまいます。

会社を退職した後の健康保険には四つの選択肢があります。
1. 任意継続被保険者になる。
2. 家族の扶養に入る。
3. 特例退職被保険者になる。
4. 国民健康保険に入る。
以下、詳しくみていきましょう。

1.任意継続被保険者になる場合は、退職の日までに被保険者期間が継続して2カ月以上あれば、2年間退職した会社の健康保険に加入できる仕組みです。ただし、在職中は会社が保険料を半分負担してくれていましたが、全額自己負担となります。保険料の納付が一日でも遅れると資格を喪失してしまいます。

2.家族の扶養に入る場合は、被扶養者と認定される必要があります。被扶養者と認められるのは、たとえば被保険者の3親等内の親族や内縁関係の配偶者の父母や子などです。扶養に入れるかどうかの年収の基準は、130万円未満(60歳以上の者と障害者については180万円未満)とされていますが、雇用保険から失業給付を受けている場合は受給額によって被扶養者に入れないことがあるため、注意しましょう。

3.特例退職被保険者制度とは、在職中の健康保険が厚生労働大臣の指定する特定健康保険組合の組合管掌健康保険であり、健康保険組合の加入期間が20年以上で、厚生年金を受給しているかどうかなど特定健康保険組合の約款で定められています。「任意継続」と似ていますが、任意継続より保険料が安くなるケースが多く、2年間という制限もありません。

4.国民健康保険に加入するには、自分が住んでいる市区町村で退職した日の翌日から14日以内に行います。届け出が遅れて無保険者期間が生じてもその間の保険料はさかのぼって支払わなければなりません。保険料は前年の所得をベースに計算されます。

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