家庭の財政学

性能表示を行っておくのが安心

物件選びのチェックポイント

もう一つ知っておきたいのが、『住宅の品質確保の促進等に関する法律』に基づく住宅性能表示制度です。これは、性能保証制度と違って義務ではなく、分譲会社や住宅を建てる人が性能表示を行うかどうかを選択することができます。

この性能表示を行っている物件には、法律に基づくマークがついていますから、分譲住宅を買うときにはできればこのマークがついている物件を選ぶようにするのがいいでしょう(★25)。



★25 住宅性能表示制度の性能評価を受けている住宅のマーク
住宅性能表示制度の性能評価を受けている住宅のマーク


性能表示の内容は、建物の構造に関する内容、火災時の安全に関する内容など10項目に及び、それぞれに3段階、4段階などで性能レベルを指定することができます。

性能表示には設計段階と建設段階の評価があり、1戸当たり10〜20万円ほどかかりますが、設計段階だけではなく、建設段階の評価を受けるのが肝心。建設性能評価を受けていれば、万一表示された内容を満たしていないことが明らかになったときには、無料で補修を求めることができ、トラブルが発生しても、各地の弁護士会などに設置されている紛争処理機関に、安い費用でトラブル解決を依頼することができます。性能表示にかかる費用は、一種の安心料とも言えます。建築知識の乏しい素人が建物の構造などをチェックするのは難しい面があるので、性能表示制度を活用するのがより現実的な判断ということになるのではないでしょうか。

© NTT IF Corporation All Rights Reserved.