家庭の財政学

ローンの組み替え、借り換えでトクする

住宅ローンの見直し

繰り上げ返済するまとまったお金はないけれど、毎月の返済には余裕があるという人なら、ローンの組み替えをするのも一つの方法です。返済期間を短縮すれば毎月の返済額は増えますが、残りの返済期間中の総返済額でトクになります。また、現在元利均等返済を利用している人なら、元金均等返済に変えることでやはり総返済額を少なくすることができます(★22)。



★22 返済方法変更でトクするポイント
返済方法変更でトクするポイント


このほか、金利の高い時期にローンを組んでいる人なら、現在の低い金利のローンに借り換えることで負担の軽減を図ることもできます。以前は同じ金融機関内での借り換えは難しかったので、他の金融機関への借り換えにならざるを得ませんでした。その場合、現在のローン契約を解約し、新たに他の金融機関との契約の締結が必要になり、抵当権設定などかなりの費用負担が出てくるため、現在の住宅ローンの金利と借り換え先の金利との間に1%程度の差がないとメリットは期待できないといわれていました。
しかし、他の金融機関に顧客を取られるよりは、借り換えに応じたほうが得策ということから、同じ金融機関内でより金利の低いローンへの借り換えに柔軟に応じるところが増えています。同じ金融機関内の借り換えであれば数千円から数万円程度の負担で可能になるため、金利差が1%以下であっても、大きなメリットが期待できるようになっています。
金利が高い時期に住宅ローンを組んだ人は、まずは現在利用している金融機関で相談してみてください。そこで難しい場合には、他の金融機関を回って、少しでも負担を軽くできないか検討するのがいいでしょう。
とはいえ、借り換え先の住宅ローンの金利タイプには十分な注意が不可欠。変動金利型など、将来の金利上昇によって返済額が増えるような商品だと、長い目でみれば逆効果になることもあり得ます。できるだけ金利変動要素の少ないローンを優先するのが安心です。

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