家庭の財政学

その2 新築なら最長35年まで、自由に返済期間を設定できる

住宅ローン返済方法のポイント

返済期間は長いほど毎回の返済額は少なくなりますが、そのぶん総返済額は増えます。反対に返済期間を短くすると、毎回の返済額は多くなるものの、総返済額は少なくて済みます。

★14にあるように1,000万円を年利3%で利用する場合、20年返済だと毎月返済額は5万5,459円で、完済までの総返済額は約1,331万円です。これを35年返済にすれば、毎月返済額は3万8,485円に減らすことができますが、総返済額は約1,616万円に達します。総返済額では300万円近い差が出てくるわけです。借入額3,000万円ならこの3倍の差になります。



★14 返済期間の違いによる毎月返済額と総返済額
返済期間の違いによる毎月返済額と総返済額


一般に新築のマンションや一戸建ては最長35年返済まで利用できるのがふつうです。しかしこれは最長35年返済が可能ということで、それ以下であってもいっこうにかまいません。フラット35は15年以上なら1年単位で自由に設定することができます。銀行ローンでも、最長30年から35年がふつうで、1年単位で選ぶことができます。

総返済額でトクするためには、現在の家計をにらみながら、できるだけ短い返済期間を利用するようにしたいものです。全部を短くすることが難しい場合には、2種類のローンに分けて、たとえばフラット35は35年にして、民間ローンを20年にするといった方法もあるでしょう。20年後に定年退職になる人でも、これなら安心できそうです。

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