家庭の財政学

2割以上の頭金が安全な資金計画の基本

マイホームの頭金づくり

快適な暮らしも、しっかりした教育も、その基礎に必要なのは「住宅」です。マイホームを持つというのは、やはりみんなの夢。さて購入となると、住宅ローンのことなど、いろいろ悩むことは多いでしょう。とりあえず、いま自分がいくら用意できるかを検討し、頭金について考えてみましょう。

最低いくらの頭金が必要かは、利用するローンによっても違ってきます。たとえば、住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)と民間提携のフラット35だと、主流となっている買取型では原則的に購入価格の9割までの融資になっています。したがって、残りの1割は自己資金で用意しなければなりません(ただし、2014年度から10割融資に拡充される可能性もある)。
民間ローンもかつては8割までが主流でしたが、最近は9割、10割まで融資してくれるところが増えています。

このように購入価格の1割程度で買えるケースが増えていますし、極端な場合、頭金ゼロでも可能なローンもあるわけですが、それでは借入額が増えて、その分返済負担が重くなり、審査でも何かと不利になる可能性があります。ゆとりある資金計画を立てるためにも、十分な頭金を貯めて、購入金額の2割程度は用意しておきたいところです。

もちろん、頭金が多いほどローンの返済がラクになります。★1にあるように、3,000万円のマンションを買う場合、頭金がゼロだと月々の返済額は11万5,455円になりますが、頭金を2割用意すればこれが9万2,364円に減少します。さらに、3割なら8万円強、4割なら7万円弱まで減るのです。頭金が多いほど返済がラクになるのは一目瞭然です。

★1 頭金が多いほど返済はラクになる
頭金が多いほど返済はラクになる


実際、住宅金融支援機構と民間提携のフラット35を利用してマイホームを買った人の頭金をみてみると、全国平均では、新築マンションが19.7%、建売住宅は12.5%となっています。多くの人が1割以上2割近くの頭金を用意しているわけです(★2)。



★2 みんなどれくらいの頭金を用意しているのか
みんなどれくらいの頭金を用意しているのか

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