家庭の財政学

公的な奨学金

奨学金と教育ローン

高校までの奨学金については、都道府県が取り扱っています。卒業前であれば中学校、また入学後には進学した高校に問い合わせます。本人の学力や家庭の経済状況によって採用が決定します。

高校以降、大学・短大・専門学校での奨学金は、独立行政法人日本学生支援機構が取り扱っています。これは日本育英会の奨学金制度を引き継いだもので、無利息の「第一種奨学金」と、利息付きの「第二種奨学金」の2種類があります。いずれも本人に貸与されるもので、卒業して6カ月後から返還が始まります。国内の学校への進学以外に、海外留学にも対応しています。

進学する前年に在学している学校の窓口で申し込む予約採用と、進学後に入学した学校から申し込む在学採用があります。また家計の主たる維持者が病気や失業したため家計が急変した場合にも、緊急の申し込みができます。

採用は、学校長から推薦された申し込み者について、学力や収入状況をもとに決定されます。「第二種奨学金」は「第一種奨学金」より年収・所得の条件が緩和されています。

卒業後、非正規雇用で返済が困難になるケースが増えているため、返済猶予制度や所得に応じた返済を行うしくみが取り入れられています。

ただ利用額によっては高額な借金をして卒業することになりますので、利用の際はどのようにしたら返済できるか考えたうえで申し込みましょう。

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