家庭の財政学

いつでもコツコツが貯蓄法の基本

ライフプランからマネープランへ

運用を考える前に大切なことは、「運用に回せるだけの資金を貯めましょう」ということ。

最近は、パソコンや携帯電話を利用したオンライントレードなども手軽にできるようになっているため、「100万円貯まったから、すぐに運用しよう」という人もいますが、貯蓄額が少ないときに運用の割合を高くするのは危険です。

運用のことを考える前に、イザというときのために、給料の3カ月分から半年分くらいは、流動性のある預金に預けておくことが必要。さらには教育資金や住宅資金のように、減らしてはいけないお金をきちんと準備することも必要です。イザというときの資金と、目的別の資金の準備が整って、その上ではじめて運用のことを考えるのが順当でしょう。

一方、老後資金に関しては、長期に渡って準備することになるので、できれば一部に運用を取り入れることをお勧めします。資金運用は、期間を長く取れるほど、原則としてリスクが小さくなります。短期間の運用では値動きが激しい株式などでも、長期的には成長を期待することができるからです。

とはいうものの、老後資金についても貯蓄との併用が基本。いずれの資金を準備する場合でも、まずはコツコツと貯蓄を増やして、運用に回せる資金を蓄えることが先決だと思います。

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