家庭の財政学

家族の数だけライフプランがある

ライフプランとは

ライフプランを考える際に重要なポイントとなるのは、「住宅資金」「教育資金」「老後資金」の3つの資金のバランスの取り方です。住宅費や教育費のかけ方次第で、老後資金として準備できる金額が異なるからです。

たとえば、マイホームを持つつもりのない方は、老後にも住居費がかかるために老後資金を多めに用意しなければなりませんし、子どもを持たないつもりの方も同じように、身内に頼めずにお金で解決すべきことが増えるので、老後資金は多めに準備しておく必要があります。「マイホームを買うつもりはない」「結婚しても、子どもを持つつもりはない」など、お金がかからないつもりでいても、そのぶん老後資金としての準備額が増えますので、資金計画はそれほど楽にはならないのが現実です。

いずれにしても、ライフプランは家庭の数と同じ数だけ存在します。周囲の人と同じ暮らし方をしていても、老後をそれなりに乗り切れた時代はすでに終わったと考えたほうがいいでしょう。公的年金の支給額の目減りによって老後の生活が厳しくなってくるのはもちろん、計画を立てずに暮らしていると、現役時代であっても資金面で必ず厳しいときがやってくるからです。

「資金面で厳しい時代が何年後に訪れて、その時期はどのくらい続くのか」といった現実も、ライフプランを立ててみて初めてわかること。厳しい時代のために、いまのうちからどれだけの準備ができるのかを、それぞれの家庭でしっかり考えてみてほしいと思います。

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