家庭の財政学

固定金利と変動金利

知っておきたい「貯める」ための知識

貯蓄商品には金利がつきますが、この金利には、固定金利と変動金利があります。それによって、その後の金利が変わってきますので、貯蓄商品を選ぶ際には必ず確認しましょう。

固定金利は、預けている間は金利が変わらないことを指します。預け入れる時の金利が満期まで続きます。途中で世間の金利状況が変わっても、その商品の満期までは固定金利が続きます。定期預金や債券などは固定金利の代表的なものです。

一方、変動金利は預けている間、一定期間ごとに金利が変わっていくことを指します。世間の金利状況が変わると、それに合わせて、その貯蓄商品の金利も変わるのです。普通預金などが代表的です。公社債投資信託は、運用の成果を分配する仕組みになっていますので、金利と言うのは適切ではありません。しかし、金利情勢に応じて分配金が変動しますので、イメージとしては変動金利に近い形です。

これから金利が上昇していくのなら、変動金利の方が有利です。今の金利が低くても、世間の金利上昇とともに、貯蓄商品の金利が上昇していくからです。逆に、金利が下落するのなら、最初の金利が満期まで続く、固定金利が有利です。

3カ月定期預金の場合を考えます。固定金利ですから、満期まで金利は変わりません。しかし、満期まではわずか3カ月です。3カ月たったら、自動継続の場合でも金利は見直しとなり、新しい金利が適用されます。しかし、それも次の3カ月後にはまた変わります。期間の短い固定金利は、実質的に変動金利と同じと考えておいた方がよいでしょう。

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