家庭の財政学

自分の足を使っていろんなローンを調べる

物件選びのチェックポイント

少し前までなら、住宅ローンといえば旧住宅金融公庫のローンを中心に組み立てていけばまず間違いはなかったのですが、住宅金融公庫は2007年度から独立行政法人住宅金融支援機構に衣替えして、原則的に直接融資業務は廃止し、「フラット35」など民間ローン支援の業務が中心になりました。公庫融資と並ぶもう一つの柱だった年金融資は2005年で新たな融資の受付を休止しています。住宅ローンは公的融資の時代から、民間ローンの時代に変わっているわけです。

その民間住宅ローンには、さまざまなローンがあります。それも常に新たなローンが打ち出され、日々変化しています。フラット35のように全期間固定金利型もあれば、1%前後の超低金利を売り物にした固定期間選択型など多様な金利タイプがありますし、借入時の保証料や繰り上げ返済手数料無料など使い勝手のよさを打ち出したローンも増えています。

それだけ利用者の選択肢が増えているわけですが、その分、利用者の選択眼の善し悪しが鋭く問われる時代という見方もできます。極端な場合、同じ銀行の同じローンであっても、その人の条件によって金利などが違ってくるといった事態も増えています。広告やインターネットなどにある情報だけではなく、自分で直接金融機関の店舗に足を運んで、自分の場合にはどんな条件が提示されるのか、シッカリと把握しておく必要があります。自分の足でできる限り多くの情報を集めて、そのなかから一番有利なローンを選択する時代がきているといえるでしょう。

住宅購入の際には、まず物件選択が優先され、住宅ローンは二の次にされる傾向がありますが、住宅ローン選びにももっと情熱を注いで間違いのない選択を行ってほしいものです。

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